【モジュールの使い方】yum
yum
yumモジュールを使用することで、hostsで指定したサーバで以下の操作が実施できる
- パッケージのインストール/アンインストール
- パッケージのアップデート
使用例
- 使用例 nginxのインストール
- hosts: all become: yes tasks: - name: Install sauid yum : name: nginx state: present
- 使用例 nginxのアンインストール
- hosts: all become: yes tasks: - name: Uninstall sauid yum : name: nginx state: adsent
- 使用例 すべてのパッケージをアップデート
name:'*'かつstate:latestとするとyum -y update と同じ意味になる
- hosts: all become: yes tasks: - name: Update packages yum : name: '*' state: latest
- 使用例 複数のパッケージをインストールする
複数のパッケージをインストールする場合
以下のようにnameパラメータをリスト形式で記載可能
ymlにおいて、行頭の-
はリスト(配列)を表します
- hosts: all become: yes tasks: - name: Update packages yum : name: - nginx - nodejs - redis state: latest
主なパラメータ
パラメータ | 必須 | デフォルト値 | 選択肢 | 説明 |
---|---|---|---|---|
namae | ● | パッケージ名/URLを指定 | ||
state | present | absent installed latest present removed |
・installed,present→インストールされた状態 ・latest→最新バージョンにアップデートされた状態 ・absent,removed→インストールされてない状態 |
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download_only | no | yes no |
パッケージをダウンロードするがインストールしない |
全パラメータ
パラメータ | 必須 | デフォルト値 | 選択肢 | 説明 |
---|---|---|---|---|
allow_downgrade | no | yes no |
yumでインストールしたパッケージをダウングレード出来るのかどうかを指定 allow_downgrade=trueを設定した場合、モジュールがべき等でない方法で動作する可能性があることに注意してください タスクは、インストールする指定されたパッケージと一致しないパッケージのセットで終わる可能性があります ダウングレードされたパッケージと他のパッケージとの依存関係により、以前のトランザクションであったパッケージが変更される可能性があるため |
|
autoremove | no | yes no |
yesの場合:ユーザがインストールしたパッケージの依存関係として最初にインストールされたパッケージが不要になったので、全ての「リーフ」パッケージをシステムから削除 stateの設定がない場合に使用ができます 注;この機能にはyum >= 3.4.3(RHEL/CentOS7+)が必要 |
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bugfix | no | yes no |
yesの場合:state=latestの最新版のバグ修正のアップデートのみインストールされます | |
caheonly | no | yes no |
システムキャッシュからymuを実行、メタデータをダウンロード更新はしません。 | |
conf_file | 対象ホストで/etc/yum.conf以外のファイルを使用する場合に指定する | |||
disable_excludes | yum構成ファイル定義されている除外を無効にする all設定:すべての除外が無効になります。 main設定:yum.confの「main」で定義されている除外を無効にする repoid設定:特定のリポジトリIDに対して定義された除外を無効にする |
|||
disable_gag_check | no | yes no |
パッケージの署名チェックを無効にする | |
disable_plugin | インストール/更新操作で無効にするプライン名を指定 無効にされたプラグインは、トランザクションを超えて存続しません |
|||
disablerepo | 無効にするリポジトリを指定する。複数の場合はカンマ区切りで記述する。 | |||
download_dir | パッケージを保存するための代替ディレクトリを指定 download_onlyが指定されている場合のみ利用可能 |
|||
download_only | no | yes no |
パッケージをダウンロードするがインストールしない | |
enable_plugin | インストール/更新操作を有効にするプラグイン名を指定 有効なプラグインは、トランザクションを超えて存続しません |
|||
enablerepo | 有効にするリポジトリを指定する。複数の場合はカンマ区切りで記述する。 | |||
exclud | state=present、またはlatestの場合に除外するパッケージ名 | |||
install_repoquery | yes | yes no |
repoqueryが利用できない場合:yum-utilsをインストールしてください システムがRHNまたはRHNサテライトに登録されている場合:repoqueryを使用すると、システムにワイ当てられているすべてのチャンネルを照会できます。 「list」パラメータも使用する必要がある 注:これは十個すさ、他のインストールまたは削除の前に行われる個別のyum返還としてログに記録される 注:これは、モジュールに指定されたdisablerepo/enablerepoに関係なく、システムのデフォルトで有効になっているリポジトリを使用 |
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install_weak_deps | yes | yes no |
弱い依存関係によってリンクされているすべてのパッケージをインストールします 注:この機能にはyum >= 4 (RHEL/centOS 8+)が必要 |
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installroot | "/" | すべてのパッケージがインストールされる相対的な代替えinstallrootを指定 | ||
list | yum list --show-duplicates [package]で指定するpackage名を指定 パッケージの一覧に加えてinstalled,updates,available,reposを一覧表示することが出来ます。 このパラメータはnameと一緒に使用できません。 |
|||
lock_timeout | 30 | yumlockfileが解放されるのを待つ時間 | ||
name | パッケージ名/URLを指定 | |||
releasever | すべてのパッケージがインストールされる代替リリースを指定 | |||
security | no | yes no |
yesの場合:state=latestの最新版のセキュリティ関連とマークされた更新のみがインストールされる | |
skip_broken | no | yes no |
エラーを発生させることなく、使用できないパッケージまたは依存関係が壊れているパッケージをすべてスキップします。 --sikip-brokenオプションを渡すのと同じ |
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state | present | absent installed latest present remove |
installed, present:インストールされた状態 latest:最新バージョンにアップデートされた状態 absent, removed:インストールされていない状態 |
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update_cache | no | yes no |
yumにキャッシュが古くなっているかどうかを確認し、必要に応じて再ダウンロードするように強制します。状態が存在するか最新の場合にのみ効果があります | |
update_only | no | yes no |
最新のものを使用する場合は、インストールされているパッケージのみを更新してください。パッケージをインストールしないでください。 最新の状態の場合のみ有効 |
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use_backend | auto | auto yum yum4 dnf |
このモジュールはyumをサポートします これはym3/YUM3/yumとして知られています yumの保守開発者によって非推奨になりました Ansible2.7以降では、このモジュールは「新しいyum」であるYUM$もサポートし、dnfバックエンドを備えています デフォルトでは、このモジュールはansible_pkg_mgrファクトに基づいてバックエンドを選択します |
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validate_certs | yes | yes no |
rpmのソースとしてhttpsURLを使用する場合のみ適用 noに設定:SSL証明書は検証されない。 これは、ソースサイトの検証を回避するため、自己署名証明書で管理しているサイトでは使用しないように設定する必要がある この項目がなかったansible2.1以前では、noの設定はないのでyesの設定の振る舞いで行っていました。 |
ドキュメント
【Ansible Documentation】Module yum